ムダな努力
アイキャッチ画像 引用元スラムダンクより
スラムダンクをはじめ、アニメやスポーツや事業で成功を成し遂げた人にはいろんな名言があります。
そんな名言にどれだけ心を震わせ、勇気とパワーをもらったことかわかりません。
努力は嘘をつかない、という言葉があります。
これに反する言葉として無駄な努力という言葉もありますね。
・三度目の正直↔二度あることは三度ある
・善は急げ↔急がば回れ
・一石二鳥↔二兎を追う者は一兎をも得ず
・虎穴に入らずんば虎子を得ず↔君子危うきに近寄らず
こういった言葉を自分に言い聞かせたり
アドバイスとして使ったことがあると思います。
ただこういったものにはその逆の言葉が存在することが多いです。
結論から言うとアドバイスとはその状況に応じた対処の仕方というもので
後出しジャンケンの要素が多いわけです。
その人の性格や置かれている状況を客観的に見た時にそのどちらが適当か、を判断するもので実際のところどっちでもいいわけなんですね。
それを踏まえネットにいろいろと考えさせられる風刺画ありましたので載せておきます ↓
どれもこうして冷静に第三者の目から見ると苦笑いしてしまう絵です。
冒頭で挙げた
「努力は嘘をつかない」
はあまり努力をしない人には有効なアドバイスであり
「無駄な努力」
は努力の仕方が間違っている人にその方法を気づかせる言葉です。
ときどき失敗した時に「無駄な努力だった」と嘆く人がいますが僕はこの使い方にずっと違和感を持ち続けています。
「失敗は成功の基」という言葉があります。
失敗の反対は何でしょう?
辞書には失敗↔成功と載っています。
ただ、育成や成長を促す立場としたら失敗の反対は「何もしない」ことです。
失敗とは自分が期待していた結果と違う結果になること。
何かをやろうと行動をおこして、「こうなってほしい。」「こうなるんだ。」
と頑張ったのに、思っていた結果と違ってしまうと、人は「失敗した。」と感じます。
思っていたとおりになって成功した、という「成功体験」よりも
うまくいかなかった。失敗した、という「失敗体験」から学ぶことは多いです。
失敗経験があって初めて成功体験の喜びや実感、成長があるわけで
「挑戦する人」「チャレンジできる人」が、たくさん学んで成長できる人なんですね。
「挑戦しない人」には失敗はありませんが、成長もありません。
失敗することから逃げて、失敗しない簡単なことだけに取り組んで成功したとしても
達成感は少なく、学ぶことも成長も、そして、次につながる成功もありません。
ポジティブシンキングを保つためにこうした言葉遊びは結構有効だったりします。
最後に
NBAの名門スパーズのロッカールームに掲げられている言葉を紹介します。
ちょうどいい動画があったので併せて考えていただけると結構心が震えます。
何をやっても無駄に思えるとき、わたしは石工がハンマーで岩を叩き割るのを見にいく。 おそらく100回叩いても、岩にはひびがほとんど見られないだろう。 ところが101回目に叩いたとき、岩はふたつに割れる。 岩を割ったのは最後の1打ではない —— それまでのすべての殴打である。